集広舎の本

ラウンド・アバウト──フィールドワークという交差点

ラウンドアバウト書名:ラウンド・アバウト
副題:フィールドワークという交差点
編者:神本 秀爾/岡本 圭史
発行:集広舎
判型:四六判/248ページ/並製
価格:1,800円+税
初版発行日:2019年1月
ISBN 978-4-904213-65-0CコードC0039

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紹介

フィールドワークとは、“よそもの”として他者/異文化と出会って関わりつづけ、複数の“世界の中心”を行き来しつつ、その都度自分が更新されるような経験である─。若手フィールドワーカー16人によるチャレンジングな記録集。

目次

第Ⅰ部 本を片手に海を越えよう
見たいと思うものの先にフィールドはある[ジャマイカ]神本秀爾
「わかる」への凸凹な道のり[ケニア]萩原卓也
痛みが開く、わたしが開く[日本]萩原卓也
フィールドの常識は非常識?[イギリス]河西瑛里子
フィールドでの関わり、立体化する政治[インド]山本達也
第Ⅱ部 よそものになりに行く
自惚れと自信喪失と失敗を重ねて[ソロモン諸島]藤井真一
マサラ映画で歌ってみれば[インド]飯塚真弓
何かが少しだけわかる、その瞬間を待って[ベトナム]康 陽球
失った故郷を探求する熱意[日本]西牟田真希
地 格[ブルキナファソ]中尾世治
第Ⅲ部 変わること、関わり続けること
称号とともに生きる[ミクロネシア連邦]河野正治
芸術を知るために舟を漕ぐ[フィジー]渡辺 文
お年寄りと出会う、老いと出会う[沖縄]菅沼文乃
つながるとはどういうことか?[インド]中屋敷千尋
女性の笑顔が弾ける子宝祈願儀礼[タンザニア]髙村美也子
食にまつわる調査の記録と個人的な回想[ジャマイカ]神本秀爾
第Ⅳ部 もう一つの世界
悪魔崇拝者の噂と妖術の夢[ケニア]岡本圭史
悪魔崇拝者、憑依霊、外国人[ケニア]岡本圭史
向かい合う「生」と「死」[カンボジア]大坪加奈子
女性の身体の再聖化[イギリス]河西瑛里子

編者略歴

神本秀爾(カミモト シュウジ)
久留米大学文学部准教授。2017『レゲエという実践──ラスタファーライの文化人類学』京都大学学術出版会。
岡本圭史(オカモト ケイシ)
中京大学心理学研究科博士研究員。近刊『せめぎ合う霊力─ケニア,ドゥルマ社会におけるキリスト教と妖術の民族誌』風響社。

マルチグラフト──人類学的感性を移植する
マルチグラフト──人類学的感性を移植する 書名:マルチグラフト 副題:人類学的感性を移植する 編者:神本秀爾・岡本圭史 発行:集広舎 判型:四六判/312ページ...
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