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北京1998──中国国外退去始末記

北京1998──中国国外退去始末記北京1998──中国国外退去始末記

書名:北京1998──中国国外退去始末記
著者:中津幸久(なかつ ゆきひさ)元読売新聞北京特派員
発行日:令和元年(2019年)6月4日 第1刷発行
判型:四六版/並製本/304ページ
装丁・組版:月ヶ瀬悠次郎(Atelier de Reve)
定価:本体1,500円(税別)
ISBN:978-4-904213-74-2 C0036


■ 帯文
—– [A] —–
異変が起きる「9」で終わる年。
2019年は、遠因にあったとみられる天安門事件から30年、
趙紫陽元総書記生誕100年、中国建国70年……
習近平政権の言論統制の行方は。

—– [B] —–
背景に何があったのか
20年を経てつづる
記者追放の顛末

■ 広告文
1949年(昭和24年)の中華人民共和国建国から70年。
1989年(平成元年)の天安門事件から30年。趙紫陽元総書記生誕100周年。
令和元年の今年、中国から国外退去処分を受けた筆者が20年ぶりに舞台裏を明かす。
合わせて占う言論統制の今後。

■ 著者略歴
1958年三重県生まれ。広島大学総合科学部卒(アジア地域研究専攻)。1983年読売新聞大阪本社入社。上海、香港、北京、シンガポール各特派員、東京本社国際部次長、同調査研究本部研究員、大阪本社記事審査部長、広島総局長、大阪本社編集委員などを歴任。2018年11月定年退職。現在、関西外国語大学職員。共訳書『わが父・鄧小平文革歳月』(2002年、中央公論新社)、論考「五輪後の胡錦濤政権浮揚はなるか〜注目される〈思想解放〉の行方」(『読売クオータリー』2008年秋号)

■ 目次
 はじめに
 第1章 事情聴取
 第2章 国家機密
 第3章 報道統制下の中国特派員
 第4章 退去命令
 第5章 日本の中国報道
 第6章 江沢民時代
 第7章 趙紫陽の影
 終 章 習近平政権はどこに向かうのか
 あとがき
 参考文献