集広舎の本

21世紀の儒家思想──飽くなき貪欲から持続可能な経済へ

書名:21世紀の儒家思想
副題:飽くなき貪欲から持続可能な経済へ
著者:孫 震
監修/翻訳:池田辰彰・池田晶子
翻訳:曾煥棋・許之威
発行:集広舎(2021年11月03日)
判型:四六判/上製/240ページ
価格:3,500円+税
ISBN:978-4-86735-009-6 C0010
⇩お好みのオンラインストアにてご予約できます
版元ドットコムで購入

紹介

個人の利益と社会の利益はどのように一致するのか
世界の経済はどうしたら持続的に発展するのか

経済学者、教育者であり、行政官、政治家も経験した台湾の渋沢栄一・孫震教授による現代版『論語と算盤』

目次

第1章 個人や社会と倫理 ── 人生における選択と追求
  1 人生における追求
  2 儒学の価値観
  3 アダム・スミスの美徳論
  4 人生を幸福にする公式
  5 個人や社会と倫理
第2章 世界経済の苦境を脱する ── 儒教倫理の現代経済における使命
  1 技術の進歩と経済の成長
  2 産業革命の後──経済が成長した時代
  3 経済成長時代の危機
  4 儒家倫理の現代の経済における使命
第3章 社会の調和と経済の進歩 ── 儒学思想と世界の持続可能な発展
  1 伝統的な社会から現代の社会へ
  2 儒学の倫理とその社会支援システム
  3 経済の成長時代における経済や社会と人間関係
  4 台湾経済発展の過程における倫理的な心遣い
  5 持続不可能な周縁へ向かっている世界経済の発展
  6 儒学思想と世界の持続可能な発展
第4章 仁の道を実践する者 ── 儒家君子の現代における使命
  1 儒家思想の時代背景
  2 政治家を辞めて商人になるタイプ
  3 重農軽商から儒商の興起
  4 儒家君子こそ企業家の理想である
第5章 企業家の経済的任務と社会的責任──価値の創造と社会正義の擁護
  1 企業と企業家
  2 生産とは何か
  3 企業倫理と企業の社会的責任
  4 企業家が今、直面する挑戦

著者プロフィール

孫震(ソン シン)
1934年、中国山東省出身。国立台湾大学経済学部卒、オクラホマ大学経済学博士。歴任:国立台湾大学経済学部教授、第7代学長、中華民国第19代国防部部長(大臣)、財団法人工業技術研究院理事長、元智大学遠東経済講座教授等。現職:国立台湾大学名誉教授、台湾大学経済研究学術基金会理事長、中華教育文化基金会理事長。
代表著作:《半部論語治天下:論語選譯今譯》《儒家思想的現代使命》《世界經濟走向何方?點亮儒學的明燈》《現代經濟成長與傳統儒學》《企業倫理與企業社會責任》《臺灣高等教育發展的方向》等、著書多数。