ダライ・ラマ英語スピーチ集
Be Optimistic! 楽観主義でいこう!(CD付き)
下山明子・編
集広舎 ISBN 978-4-904213-52-0 C0082
価格:1,300(本体1,204円+税)円
判型:A5判並製/96頁
▲Be Optimistic! ダライラマの楽観主義でいこう!(プロモーション映像)
ノーベル平和賞受賞記念スピーチ、東京、広島講演を含む
世界各地での英語名演説から19トラックをセレクト
英語学習に最適。全文英日併記、生声によるCD収録。ポイントとなるキーワード解説付き。
80年代に入り、仏教に馴染みのない国でも英語で語り始めたダライ・ラマ14世。身体に染み込んだ仏教思想とチベット語をじかに英語にした「刺さる」英語。英語を始めるのに年齢は関係ない。私たちは、非ネイティブの英語を学ぶべきだ。1989年のノーベル平和賞記念講演は、20世紀の歴史の貴重な証言。チベットハウスで英語の翻訳をしている下山明子が文責、編集を担当。
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【収録内容】
- Track 1 Be Optimistic 楽観主義でいこう
- Track 2 Honesty and Truthfulness 正直で誠実でいよう
- Track 3 The Meaning of a Successful Life 人生の成功が意味すること
- Track 4 Genuine Friendship 本物の友だち
- Track 5 Image of Joy 旧友ツツとの再会
- Track 6 Today’s Global Reality グローバル世界の現実
- Track 7 Caring for Our Global Environment 環境問題を自分の問題としてとらえる
- Track 8 Environmental Awareness チベットの水はきれいだった
- Track 9 Early Childhood Memories 子供時代の思い出
- Track 10 What is Your Favorite Sport? 好きなスポーツは何ですか?
- Track 11 Oneness of Humanity 人類はひとつ
- Track 12 Disarmament 軍備の廃絶
- Track 13 Dealing with Anger 怒っても無駄
- Track 14 Questions for Time Magazine ダライ・ラマに質問
- Track 15 Hope 希望さえあれば
- Track 16 The Importance of Women 女性の役割
- Track 17 Unbiased Compassion かたよらない思いやり
- Track 18 Optimism in the Face of Adversity 逆境下の楽観主義
- Track 19 1989 Nobel Peace Prize Acceptance Speech 1989 年ノーベル平和賞受賞記念講演
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【ダライ・ラマ14世年譜】
- 1933年 ダライ・ラマ13世、首都ラサで入寂
- 1935年 チベットのアムド地方、タクツェ村で生まれる
- 1939年 4歳 アムドからラサに向けて3ヶ月の旅に出発
- 1940年 5歳 戴冠式
- 1941年 6歳 僧侶としての教育開始
- 1950年 15歳 1949年の中国のチベット侵攻を受け、摂政から政治指導者の地位を移譲される
- 1951年 16歳 中国政府より強要され、チベット代表団、「17か条協定」に調印
- 1954年 19歳 和平会談のため訪中。毛沢東、周恩来、朱徳、鄧小平などと会う
- 1956年 21歳 釈迦生誕2500周年記念祝典参加のため訪印
- 1959年 24歳 3月10日、数万人のチベット人がラサのノルブリンカ宮の前に集い、ダライ・ラマが中国人民解放軍が開催する観劇会に行くのを阻止しようとするラサ蜂起始まる。3月17日夜半、ノルブリンカ宮から密かに脱出。3月31日、14日間の困難な逃避行を経てインド国境に到達。4月18日、外国人記者向けに記者会見を開き、17か条協定を正式に破棄
- 1960年 25歳 4月10日、ダラムサラに入る
- 1963年 28歳 チベットの民主的憲法を起草。最初の亡命チベット議会がダラムサラで召集される
- 1967年 32歳 亡命以来、初めての外遊。日本とタイを訪れる
- 1973年 38歳 初の欧州訪問(イタリア、スイス、オランダ、ベルギー、アイルランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、イギリス、西ドイツ、オーストリア)
- 1979年 44歳 亡命後、初めて中華人民共和国政府と接触を持つ
- 1987年 52歳 ワシントンの米国議会にて、チベット問題の解決に向け、初めて歴史的な「五項目和平プラン」を発表
- 1988年 53歳 仏ストラスブールの欧州議会にて、歴史的な「ストラスブール提案」を発表
- 1989年 54歳 ノルウェーのオスロにて1989年ノーベル平和賞を受賞
- 1992年 57歳 亡命地で民主化を推進。亡命チベット議会での大臣の選出や司法機関の設立
- 2001年 66歳 チべット史上初めて民主的直接選挙で主席大臣を選出
- 2011年 76歳 3月14日、亡命チべット議会に書簡を送り、政治指導者の地位からの退位を要望。5月29日、政治的指導者の地位を民主選挙で選ばれた人物に正式に移譲する法律に調印。これにより368年間続いたダライ・ラマ制度が終焉。
【編者】
下山明子(しもやま あきこ)。翻訳業、ブロガー。早稲田大学、パリ政治学院卒業。格付会社、証券会社のアナリストを経て2009年より英日、仏日翻訳に携わる。チベットハウスの支援、旅行、読書を通じて、アジアの歴史を学んでいる。著書『英語で学ぶ!金融ビジネスと金融証券市場』(秀和システム)。訳書『ヒストリー・オブ・チベット』(クロード・アルピ著、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所)http://akikoshimoyama.com