熊本日日新聞主催による「第44回熊日出版文化賞」を受賞いたしました。2022年に刊行された刊行物を対象に熊日新聞選考委員による本選考会の結果、満票での受賞とのことです。本書の編者であるNPO法人くまもと漱石文化振興会さま、および熊本大文学部学附属漱石八雲教育研究センターさま、おめでとうございます。意義ある書籍を世に出すお手伝いができたことを小社も光栄に思います。関係者の皆さま、読者の皆さま、ありがとうございました。【集広舎編集室】
書名:アイラヴ漱石先生
副題:漱石探求ガイドブック
編者:NPO法人くまもと漱石文化振興会
熊本大文学部学附属漱石八雲教育研究センター
発行:集広舎/菊判/並製/192頁/全頁フルカラー
価格:本体1,500円+税
発売日:2022年4月30日
ISBN:978-4-86735-030-0 C0090
本書の紹介
漱石とその作品を
知る(漱石文学の概要)
辿る(漱石の生涯)
読む(作品解説)
訳す(各国での漱石受容)
楽しむ(漫画やクイズ)ための
決定版ガイドブック。
漱石研究の俊英たちによる漱石ファン必携の究極的ガイドブック。
作品別のあらすじ紹介・解説・コラムに加え、詳細な伝記、海外の反応、漫画、英文エッセイ、漱石関連書籍のレビュー、足跡マップ、漱石検定クイズなど、小学生高学年から大人まで楽しめるバラエティな内容を豊富な図版とともに全頁フルカラーで構成。
《まえがき》より
人は漱石とどのように出会うか。子供向けに書かれた『坊っちゃん』を楽しく読んだ、また高校の教科書で『夢十夜』『こころ』などに触れたという人は多いだろう。それからどう付き合いを深めていくか。書店に並ぶ文庫本のどれを読もうか、また何冊か読んだ後も、次はどの作品にするか迷うことはないだろうか。文庫本の解説とは別に作品について理解を深めたい、また漱石について詳しく知りたいと思うことはないだろうか。(中略)
この本の構成は「知る」「辿る」「読む」「訳す」「楽しむ」といった動詞で示してみた。(中略)
以上の動詞「知る」「辿る」「読む」「訳す」「楽しむ」の目的語は漱石だが、もちろん主語は読者の皆さんだ。漱石の文学世界を体験し、その広い世界を歩む時、本書が読者の皆さんにとってよきガイドとなることを願う。
書評
- 熊本日日新聞(2022/05/21):漱石文学、若者も愛して NPOと熊大センターがガイドブック出版
- 婦人画報(2022/06/08):夏目漱石の長襦袢」に寄せて|安達絵里子の「着物問わず語り
- 西日本新聞(2022/07/02):書評文豪の全体像、若者にも