燕のたより

第34回 サロン「燕のたより」のお知らせ

第34回 サロン「燕のたより」のお知らせ

都市新興「家庭教会」の非力(フェイリィ)牧師を囲む会

 新緑を吹き渡る風薫る五月を迎えようとしています。
 さて、中国のエルサレムと言われる浙江省温州から非力(フェイリィ)牧師をお迎えして、5月6日(土曜)にサロンを開くことにいたします。
 中国では近年キリスト者が急増し、このまま続けば世界最大のキリスト教国になるとの説もあります。特に都市部では知識人、ホワイトカラー、学生たちが「家庭教会」に集い、信仰の自由を守っています。そのようなキリスト者のコミュニティは中国における公民社会の形成につながるのではないでしょうか。自由を軸にして公民精神によるコミュニティ(civil society)というところに共通性があり、また公正な社会秩序を理想として中国の精神の近代化を進めることにもなります。キリスト者のコミュニティは、公民社会形成の一翼を担い得るのではないでしょうか。
 ところが浙江省では2014年から1500以上の教会が、十字架の撤去、会堂の破壊、聖職者や信徒のリーダーの身柄拘束などで迫害されてきました。しかし、粘り強く信仰の自由が守られています。特に青年層が多いです。そのような現場から若き牧師の生の声を聞きましょう。

■趣旨
市民サロン「燕のたより」は、2011年3月、王力雄氏の来日を契機に始まり、それ以来、全て手弁当で、内外の有識者、専門家の来阪の時などに開いてきました。
 このサロンは何らかの組織ではなく、志を抱き、独立精神を有する人々が自由に語りあう場(フィールド、プラットフォーム)です。
お互いの意見を尊重し、質の高い議論を交わしつつ、現場から発信されている生き生きとした情報を共有し、様々な立場を超えて新たな公共空間の創造(市民的で自己組織的な公共性)を目指します。
 みなさん、貴重な機会ですから積極的に語りあいましょう。

■日時
2017年5月6日(土曜)14:00〜19:00

■プログラム
司会進行 安保智子
◎第一部 14:00〜16:30
  発題: 非力(フェイリィ)牧師
  キリスト者のコミュニティと中国における公民社会の形成──浙江省温州に即して
  (同時通訳-KJCC陳婉牧師)
  コメント:劉燕子ほか
  「六四」天安門世代とキリスト者
  質疑応答・意見交換
  ※参加費 2000円
  ドリンクとお菓子(コーヒーはおかわり一回できます)
  同時通訳

◎第二部 17:00〜19:00
  懇親会
  参加費 4000円(コース料理とおしゃれなワインなど)

■場所
fermata(素敵な雰囲気のレストラン)
  阪神本線・野田駅より南西へ徒歩5分
  地下鉄・野田阪神駅、7番出口から徒歩3分
  JR東西線・海老江駅より南西へ徒歩5分
  三菱東京UFJ銀行に面した通りを入り、あさひ薬局の向かい。
  電話 06-6441-6673
  住所 〒553-0006 大阪市福島区吉野2-10-12 ゴールデンラピス103号

■連絡先
劉 Yanzi@mta.biglobe.ne.jp  ☎ 090-9286-0563
安保さん abohoken@gmail.com  ☎ 090-3627-3864

参加希望の方はできるだけ早くご連絡ください。第一部または第二部のみの参加も歓迎いたします。

コラムニスト
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劉 燕子
中国湖南省長沙の人。1991年、留学生として来日し、大阪市立大学大学院(教育学専攻)、関西大学大学院(文学専攻)を経て、現在は関西の複数の大学で中国語を教えるかたわら中国語と日本語で執筆活動に取り組む。編著に『天安門事件から「〇八憲章」へ』(藤原書店)、邦訳書に『黄翔の詩と詩想』(思潮社)、『温故一九四二』(中国書店)、『中国低層訪談録:インタビューどん底の世界』(集広舎)、『殺劫:チベットの文化大革命』(集広舎、共訳)、『ケータイ』(桜美林大学北東アジア総合研究所)、『私の西域、君の東トルキスタン』(集広舎、監修・解説)、中国語共訳書に『家永三郎自伝』(香港商務印書館)などあり、中国語著書に『這条河、流過誰的前生与后世?』など多数。
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